開発者へのインタビュー
記者:藤川社長が動体視力について研究するきっかけは、何だったのでしょうか? | |
藤川: | 子供の頃から空手をやっていまして、大学や社会人時代には、全国大会にも出場しました。しかし、全国大会で上位に入賞するようになってからは、肉体的なダメージが蓄積するようになりました。上位に勝ち進むにつれ、当然ながら対戦相手のレベルも高くなり、敵の素早い攻撃に反応できなくなったからです。このまま攻撃をもらいすぎては、いつかパンチドランカーになってしまうんじゃないかと真剣に悩んでいました。それで、なんとか敵の攻撃を見切るための目を養いたいと考え始めたのが、動体視力を研究するきっかけです。 |
記者:かなり深刻な問題だったわけですね。 | |
アファン藤川: | 何とか攻撃を見切れるようになろうと、当時は徹底的にスパーリングをこなしましたが、今思うと非常に危険なトレーニングだったと思います。また、動体視力を高めるため走行中の電車の中から看板の文字を読んだり、飛んでいる虫を目で追うなど、あらゆる方法を試してみました。 |
記者:結果はいかがでした? | |
藤川: | ダメでしたね。思うように改善できませんでした。結局、最後まで相手の攻撃を見切る目は養えず、特に顔面への攻撃をもらいすぎて脳へのダメージが蓄積してしまいました。 |
記者:どうして「武者視行」を作ろうと思い立ったんでしょうか? | |
藤川: | 私が選手だった頃は、動体視力や反射神経は生まれつきのもので、これを才能とかセンスとか言って、ダメな選手はそ伸び悩んだままになっていたと思います。選手を引退してからも、私にとっては動体視力という弱点がトラウマのようになってしまい、それを克服するためにも、そのトレーニング方法を模索し続けました。動体視力や反射神経など脳神経系を鍛える効果的な方法はないものか? 私のように動体視力が弱点となって伸び悩んでいる人を救いたい! その後、10年以上の研究を重ね、苦心の末に独自の動体視力&脳トレーニング方法を発明しました。(特許出願中)そして、早稲田大、麗澤大、日体大、国立研究所(NICT)、脳外科医の先生方のご協力をもとに武者視行を開発することができました。 |
記者:現在、「武者視行」はスポーツはもちろんのこと、それ以外の分野でも広く活用されているようですね。 | |
藤川: | もともとは、格闘技をはじめスポーツのための動体視力を研究していました。、様々な実証実験により、武者視行が野球やサッカー、テニス、卓球などにも有効だということが証明され、これがテレビや新聞などマスコミで紹介されたため、スポーツ界に着実に普及させることができました。ところが、それだけではなく国の脳科学研究所や医療機関の実験により、武者視行が脳の前頭葉を活性化させることも証明されるようになってきました。、今では大学やカルチャーセンターなどで子供の知能教育や中高年の脳トレーニングの教材としても活用されるようになってきました。 |
記者:これから一気に普及するということでしょうか? | |
藤川: | そう思います。人間は情報の約80%を目から取り入れ、その情報をもとに状況を判断して行動しています。そして、「見る→判断→動作」の順のプロセスで行動しているのです。つまり、人間の行動は見ることから始まります。これはスポーツに限らず、車やバイクの運転、日常生活、仕事などでも同じです。状況を素早く見て判断することは、人が俊敏に行動するための必要条件です。だからこそ、それを鍛えることができる武者視行は、活用の範囲も広いと言えます。武者視行シリーズは、全国の有名書店、大型家電店、スポーツ店などでも取り扱われるようになりましたので、皆様の目に触れることも多くなると思います。是非、多くの方々にご活用いただきたいと思います。 |
記者:なるほど!非常に楽しみになってきました。期待しております。ありがとうございました。 |
株式会社アファン 代表取締役 藤川 陽一 早稲田大学 大学院 卒業 (財)日本スポーツクラブ協会インストラクター/要介護予防運動スペシャリスト 総合格闘技 修斗ジム横浜インストラクター、空手道六段、柔道三段。 動体視力&脳力トレーニングPCソフト「武者視行」の開発者。「武者視行」を用いて、プロスポーツ選手をはじめ子供から中高年まで幅広く「動体視力&脳力トレーニング」を指導。その指導力と実績には定評がある。 |